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第4のDisneyホテル「東京ディズニーセレブレーションホテル」とは！？

© Disney

2015年9月2日、ディズニーホテルを運営する株式会社ミリアルリゾートホテルズが、日本で4番目となる新たなディズニーホテル「東京ディズニーセレブレーションホテル」を開発することが公式発表されました。

セレブレーションホテルは、ゼロベースで新設されるのではなく、ディズニーパートナーホテルの一つであるパーム＆ファウンテンテラスホテルをリニューアルする形でオープンします。

新設の背景

ディズニーホテルへの需要

国土交通省の観光庁が発表する観光統計において、平成26年度のリゾートホテルにおける平均客室稼働率は50.0%でした。しかし現在、「アンバサダー」「ミラコスタ」「東京ディズニーランド」という3つあるディズニーホテルの客室稼働率は、すべてのホテルで毎年90%を超えています。

つまり、現在のディズニーホテルは需要過多、供給不足な状態であるといえるため、ミリアルリゾートホテルズが新しいディズニーホテルを建設するのはいたって自然な流れであるといえるでしょう。

ホテルの運営

© Brighton Co.

ディズニーセレブレーションホテルの運営は、ミリアルリゾートホテルズではなく、ブライトンコーポレーションが行うことが発表されています。ブライトンコーポレーションはディズニーパートナーホテルである浦安ブライトンホテルを運営している会社です。

今から遡ること約2年前、2013年3月に今回のセレブレーションホテルの誕生のきっかけとなった出来事があります。それが、ディズニーホテルを運営するミリアルリゾートホテルズによるブライトンコーポレーションの買収です。当時は浦安ブライトンホテルがディズニーホテルに格上げするのではないかという予想もありました。

そして、2014年4月にはパーム＆ファウンテンテラスホテルの経営・運営権がミリアルリゾートホテルズからブライトンコーポレーションへ譲渡されました。これにより、ディズニーセレブレーションホテル計画は本格化したのでしょう。

セレブレーションホテルの特徴

宿泊特化型ホテル

ディズニーホテルに対するニーズにこたえる形で開発が決まったセレブレーションホテルは、宿泊特化型のホテルになることが公式発表で触れられています。そのため、客室数は現在ディズニーホテルで最多を誇る東京ディズニーランドホテルの706室に匹敵する702室を予定しています。

新たなコンセプト

今回の発表においては具体的なテーマは発表されていません。しかし、客室、ロビー、中庭などに『東京ディズニーランドと東京ディズニーシーを彷彿とさせる装飾を施す』と明言しているため、少なくとも現在のパーム＆ファウンテンテラスホテルのコンセプトルームよりも、ディズニーテイストの濃い館内になることは間違いありません。

パーム＆ファウンテンテラスについて

2016年に閉館

©Brighton Co.

現在営業を続けているパーム＆ファウンテンテラスホテルですが、ディズニーセレブレーションホテルに生まれ変わることに伴い、2016年2月27日にファウンテンテラスホテル、2016年6月1日にパームテラスホテルが閉館します。

ベッドを4台設置した客室を中心に、大人数宿泊を格安で提供していたホテルのため、修学旅行や家族旅行などで利用した方も多いのではないでしょうか。ディズニーセレブレーションホテルに対する期待が膨らむ一方で、多くの惜しむ声もあがっています。

今後の注目点

パークへのアクセス方法

パーム＆ファウンテンテラスホテルはパートナーホテルのため、パークへのアクセスは所要時間約15分の「パートナーホテル・シャトル」を利用します。しかしディズニーセレブレーションホテルになった際は、「ディズニーリゾートクルーザー」が運行することが予想されます。

ハッピー15エントリー

ディズニーホテルにはハッピー15エントリーという、開園15分前にパークに入場できる宿泊特典があります。宿泊特化型を明言するセレブレーションホテルに、この特典が適用されるかどうかは大きな注目点の一つです。

レストラン

現在パーム＆ファウンテンテラスホテルには、朝食時間帯のみ営業しているベーカリーブッフェが、パームテラスホテル、ファウンテンテラスホテルの各館に1カ所ずつあります。レストランの内装の改修が実施されることは想定されますが、営業時間がどうなるかは全く見当がつきません。現在のように朝食時間帯だけなのか、夕食時間帯も営業を開始するのか、要注目です。